森の中に佇む神秘的な湖!- ブラウゼー
青い目の乙女伝説!
" 昔々、若い羊飼いに心を捧げた少女が住んでいた。
二人は小さな湖までハイキングを楽しみ、ボートを借りて
仲睦まじく一緒に過ごしていた。
ある日、羊飼いは重たい干し草を持ち帰る途中、
崖から落ちて亡くなってしまった。
少女は深い悲しみのあまり、真夜中に二人で一緒に過ごした湖へ
出かけ、ボートに乗って二人で過ごした楽しい日々を思い出し
自分自身を慰めていた。
少女の両親は真夜中の外出に反対していたが・・・、
不思議な力が働いたかのごとく、少女は幸せだった場所へ
引き戻されるかのように湖へ訪れ続けた。
ある朝、ボートと湖の底に少女が見つかった。
そして、その湖の水の色が真っ青になっていた。
人々は口ずさんだ・・・
「可哀そうな少女の青い目から流れた涙の色だ。」と。"
この湖の名は、青い湖の意味を持つ"Blausee/ブラウゼー"
(地名:Kandergrund/カンデルグルント)
19世紀の旅行ガイドブックでは
「魔法の森の孤独の風光明媚な宝石」と紹介された。
静かな、神秘的な自然の中でのリラクゼーションができる場所。
≪森に囲まれた小さな湖(swiss mapより)≫
ブラウゼーは季節ごとに印象が違って楽しめる。
春・夏そして秋の訪れはさらに神秘的であった。
最寄りのバス停から森を抜けて約350mほど歩くと
ブラウゼーへ辿り着く。
≪夏の様子≫
湖の周りは自然公園になっていて、
苔むす森・・・屋久島の「白谷雲水峡」を思い出す。
風がほとんどない時間帯であった。
とても良い光が湖を照らし、湖が鏡に見えてきた。
≪湖の中にもう一つの世界!≫
秋はいろんな色の服を着るので湖もいろんな色に変化する。
セルフ万華鏡のような感じで
自分が動くと風景が少しずつ変わっていく。
≪緑と青≫
まるで空から紺碧色のエッセンスを
湖に一滴落としたかのように・・・
≪緑とオレンジ≫
カモたちが、二色の境界線を越えようとしていたとき・・・
湖から目を離すと、
私の目の前には、鮮やかなオレンジ色の風景!
木の葉の間から見えた少女は、
まるで妖精がチョコンと座っているかのようだった。
湖霧がうっすらと♬
神秘的な風景をもう一度見たくて、
湖の周りを再度歩いてみたが、また違った印象を感じつつ、
森の中の不思議な湖だ!
≪夏(8月)のブラウゼー≫
青いクリスタルのような湖だった!
季節ごとに楽しめる湖!
一度訪れるとまた訪れたいと思わせる魅惑の湖だ!
📌旅メモ
ブラウゼーは周りの山が壁のようになっているので、
紅葉の時期だと湖に太陽の光が差すのは10時から14時頃までと予測。
最寄りのバス停:Blausee BE ≪map≫





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