魔法の神聖なボーション!- ハニーワイン
ビールが醸造され、ブドウからワインが作られるずっと前から
人々は、このお酒の存在を知っていたそうだ!
最古のアルコール飲料は、蜂蜜を発酵させたもの。
スイスドイツ語圏ではMET/メート(※)と呼ばれる蜂蜜酒である。
※ドイツ語辞書では『(古代ゲルマン人の)蜜(みつ)酒』と記載あり。
古くは宗教的お祭りにでは、
神へのお供えものだったという蜂蜜酒。
一説のよると・・・
最初の蜂蜜酒は2万年以上前にアフリカで始まったとされる。
科学者たちは
最初のミードが偶然にバオバブの木に由来したに違いないことに
意見が一致している。
「強力なバオバブの木の幹のくり抜かれたところに
野生のアフリカの蜂が住み着いていた。
そこに雨季の間、雨水で満たされた自然の蜂の巣。
常に空中に浮かぶ天然酵母、野生の蜂の蜂蜜そして雨水が
世界初のアルコール飲料を生み出した。」
バーゼルでの秋祭りであった!
試飲をした途端に、お気に入りのお酒に追加された♪
そして、このお酒について調べていくうちに、
ますます、このお酒に興味を持つようになった。
伝統的な製法で作られた蜂蜜酒は
蜂蜜と水だけでつくられ、農薬・人口肥料など一切、不使用👍
≪治療薬としての効能≫
すでに古代の教科書では
胃や腸の痛み、呼吸器疾患に対して効き目があると
書かれてあったそうだ。
●中毒のための吐剤・下剤としての使用
●潰瘍や炎症のときのうがい薬
さらに古代ローマ人は
多くの疾患に対していろんな材料と混ぜて使用していたということ。
●慢性の咳と戦うために細かく砕いたヘーゼルナッツと。
●ドク麦と混ぜて腰痛の緩和。
●エルヴェ(イタリアの土地名)の麦と混ぜて
女性の病後の肥満や衰弱を伴う疾患の回復として役に立った。
最近、メートに関して読んだ記事の中に・・・
「眠れない、常に疲れている、無力感を感じている、
うつ病に苦しんでいる、皮膚に傷がある、落胆している、
腎臓、膀胱、胃の問題がある、心痛がある人は
是非、試すように。」と。
何だか、お酒というよりは癒し薬のような、
魔法のお酒!
エヒナセアの花は薬草の部類で紹介されることが多く、
エヒナセア自体も天然の生薬として有名である。
スイスではこの花から作られた風邪薬をよく見かける。
スーパーでは、MET(蜂蜜酒)は見かけたことがないが、
蜂蜜を扱っているお店では自家製の蜂蜜で
昔からの伝統の製法でこの蜂蜜酒を作っているところが多いようだ。
こだわりの100%天然のお酒!
ワイン製法に似ているところから
Honig-Wein(ハニー・ワイン)とも呼ばれている。
💗19世紀にはこのような言い伝えもあった・・・
「古代から中世のヨーロッパでは、
新婚直後の新婦は外出せずに1ヶ月間、
この蜂蜜酒を作り、新郎に飲ませて子作りに励んだ。
「蜂蜜の一ヶ月」=「蜜月」( ハニー・ムーン💕)という言葉が
生まれた。」
この理論は今日では消滅している可能性もあるが、
何だか、面白い。






- 関連記事
-
-
冬の微笑み!- バーゼル
-
ヨーロッパで最高のクリスマスマーケット!- バーゼル
-
魔法の神聖なボーション!- ハニーワイン
-
アドベントカレンダー12日目 - クリスマス
-
アドベントカレンダー6日目 - クリスマス
-
0Comments
There are no comments yet.