前代未聞!マスク着用の雪だるま
大雪のあとの静かな土曜日となった昨日、
私の近所(バーゼル郊外)では、
親子で⛄雪だるまを作りながら楽しむ光景が
数か所で見られた!
スイス各地を見渡すと
雪だるまコンテストともいえる、
たくさんの雪だるまが紹介され
なかでも、スイス初ともいえる、
前代未聞のマスクを身に着けた雪だるまが登場!
≪チューリッヒ州≫
屋外でも距離を保てない場合は、マスク着用が義務付けられる。
※F.BLANC, Oberrieden/ZH, source:srf news
≪アールガウ州≫
屋外でもマスク着用を固執する雪だるま。
※N.REBER, Remigen/AG, source:srf news
≪グラウビュンデン州≫
今、流行のスタイルで☺
※D.SCHWARZ, Sent/GR, source:srf news
≪ルツェルン州≫
「雪だるまにもマスクが必要だ!」とアピールする雪だるまも登場!
※M.SIBOLD, Rothenburg/LU, source:LZ
📌スイスでは連邦政府がマスク着用を意識し始めたのは
近隣諸国と比較してもかなり遅い昨年の5月下旬からである。
※4月中旬の段階では健康な人がマスクを着用することは
ほとんど役に立たないという認識であった。
📍マスクに関する意識の変化(連邦政府の会見等より)📍
⏰2020年2月27日
「一般の人にはマスクは不要です。
それらが伝達を妨げることは証明されていません。
マスクは病人に必要です。」
⏰2020年3月16日
「素人はマスクをどう対処するかわからない。」
⏰2020年3月27日
「知る限り、≪マスク着用≫が実際に中国での広がりに
影響を与えたかどうかは調査されておらず、
確かな証明がなされていません。」
⏰2020年3月末
「マスクは誤った安心感を生み出します。」
⏰2020年4月3日
「マスクは看護師に必要ですが、
健康な人には何の価値もありません。」
⏰2020年4月11日
「もちろん、誰もが望むならマスクを着用することができる。」
コロナウイルスの感染を防ぐために
マスクを着用することが理にかなっているのかどうかという
国際的に物議を醸している問題に取り組み始められた。
⏰2020年4月24日
「悪いマスクや誤って使用されたマスクは、
誤った安心感を与えるため、
良いというよりは害を及ぼします。」
⏰2020年5月23日
⏰2020年6月19日
「私の意見では、≪公共交通機関≫でのマスク要件は
賢明で比較的簡単な手段だろう。by Isabella Eckerle」
⏰2020年6月19日
「距離がとれない場合は、マスクと仕切りが必要です。」
⏰2020年6月27日
「しかし、緩めたらすぐにマスクが必要になることは常に明らかでした。」
スイス国内でマスクが足りない。
陸軍薬局は3億600万枚のマスクを購入。
⏰2020年7月1日
「私たちはマスクで自分自身と仲間の人間を守ります。」
以上の経緯をもって、ようやく2020年7月6日
マスク着用義務がスイスの公共交通機関に適用された!
昨年冬、街中でも多く国民がマスクを着用して
歩いている姿を見たのも前代未聞であった。
≪バーゼル=シュタット準州 ≫
雪だるまの家族と今年最後のガーデンパーティ♪
※M.WÄCHTER, Riehen/リーエン, BS, source:srf news
いままで一度もスイスの街中で見たことない国民のマスク姿
スイス国民の一部とはいえ、雪だるまにマスクが登場するほど、
コロナが引き起こした、スイスでのマスク革命といってもいいだろう。




