バーゼルだけの「子どもの日」!? - バーゼル・ファスナハト
今年も2年連続でスイス最大のバーゼル・ファスナハトが
新型コロナウィルスの影響を受けて中止となった。
📌毎年、灰の水曜日の翌週月曜から3日間にわたり開催される、
Basler Fasnacht/バーゼル・ファスナハト!
2017年7月にユネスコの文化遺産に登録されて以来、
2018年/2019年は開催されたが、2020年からコロナの空気に汚染された。
昨日は、2021年のバーゼル・ファスナハトの1日目が
開催される予定であった。
過去のバーゼル・ファスナハトでの、この光景を見たら、
開催を断念せざるを得ないのは納得できるが・・・
※主たるバーゼル・ファスナハトについては
追ってまた別の機会に紹介することにしよう。
📌本日は、通常であれば、
ファスナハト2日目(火曜日)にあたる。
スイスには日本のように「子どもの日」という祝日はない!
だが、個人的には「バーゼルの子どもの日」と名付けたい、
"Kinderfasnacht/キンダーファスナハト"と呼ばれる、
子どもたちのファスナハト!
バーゼルの街中が子どもたちのための世界になる!
伝統的な衣装を身に着けている子どもたちもあれば、
おとぎの国のお姫様や見慣れた児童書から飛び出したような
素敵な衣装を身に着けた子どもたちが登場する!
最高年齢は制限されてないが、おそらく小学生以下が主流かな。
≪バーゼル・ファスナハトの伝統的な衣装≫
過去に子どもたちが身に着けていた、
印象的な伝統的な衣装をいくつか、ピックアップをしてみると・・・
≪Waggis/ヴァッギス≫
1900年代のアルザス地方の農民
※主たるバーゼル・ファスナハトのパレードでも主役となる。
≪Ueli/ウエリ≫
中世の宮廷道化師
中世の宮廷道化師
≪Alti Dante/アルティ・ダンテ≫
バーゼルに住んでいた上流階級の女性
※本来のパレードでも、大人が扮した
素晴らしい貴婦人たちが登場する。
≪Harlequin/ハーレクイン≫
Commedia dell'arte/コンメディア・デッラルテから派生したもの。
他の衣装を見ても、とにかく、可愛い~💗の一言。
赤ちゃんたちは可愛いお人形みたい。
毎年、親子で衣装を合わせて参加している人を多く見かける。
小さなお子様はワゴンに乗っかり、
親子で楽しむ、皆が主人公のカーニバル♬
普段の服装で参加した私にとっては、
まるで別世界にタイムスリップしたみたいな感覚に陥る♬
そして、子どもたちがさらに喜ぶのは・・・
コンフェッティと呼ばれる紙吹雪を訪れた人たち(※)めがけて浴びせる♬
※原則的にはファスナハトバッチを付けていない人が対象。
私も浴びせられたことがあるが、
無邪気な子どもたちを見ているだけでも楽しい気分にさせてくれる。
突然の紙吹雪が襲ってきても、
憤慨している大人を見たことがない!
あー、これが「バーゼル・ファスナハト」のいいところなんだなあと、
大人も子どもも一緒になって、同じ目線で楽しむ!
プレゼント(※)を配っている子どもたちもいる。
※バーゼル・ファスナハトの特長のひとつ。
お花、キャンディ・果物等・・・。
年に一度のバーゼル・ファスナハト!
冬を追い払う意味を持つ、このお祭りは、
子どもたちのたくさんの笑顔は、
春を運んでくれているかのように感じる!
次回はバーゼル・ファスナハトについて
さらに触れてみたい。・・・つづく





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