ローヌ渓谷を抜けてレマン湖へ !- スイスの車窓から

ローヌ川の流れに沿ってスイス鉄道が走る!
ローヌ渓谷を通るルートは初体験!
📌ローヌ川の水源はスイスのローヌ氷河である。
氷河で溶けた水はレマン湖を経由してフランス国内へ。
===Visp/フィスプ➡Martigny/マルティニ===までほとんど西へ向かい、
マルティニでなんと約90度の方向転換をし北上してレマン湖へ向かう。
今回の私が体験した鉄道ルートもほぼローヌ川の流れる方角へと、
フィスプからMontreux/モントルーへ。
アルプスが聳え立つ中を鉄道が走る!
そして地形を上手に利用した、スイス最大の葡萄畑が存在し、
驚くことにいくつもお城が点在する!
さて、ローヌ渓谷へようこそ!
===Visp/フィスプ➡Sion/シオン===
フィスプ駅を出発してのんびりとした気分に浸っていると・・・
奇妙な形の山に出会う。
≪Leuk/ロイク地区≫

※Illhorn/イルホルン(2,716 m):山頂に雪が積もっている山
※Illgraben/イルグラーベン:浸食された部分
通常は目立たない小川(Illbach/イル川)により浸食された岩!
※三畳紀ドロマイト石灰岩のため風化しやすい。
にわか雨、雷雨、または雪解け水と雨の組み合わせにより
激しい降水があるとすぐに膨らみ、勢力を増して岩を砕く。
小川が 1,500 メートルの深さで岩に切り込みを入れるという、
自然の力はすごい!
年に数回、土石流が運ばれるため、レマン湖の合流点まで
ローヌ川が濁ることがあるそうだ。
スイス最大の葡萄畑エリアということで、
広大な葡萄畑がドンドン、目に入る。
≪Sierre/シエール地区≫
🍇広大な葡萄畑

丘の上にお城みたいなものが見えてくる。
お城だと思ったら・・・
◆1954年に建てられたワイナリー
📌『ヴァレー州のシェリー』とも呼ばれる甘口
「Vin des Glaciers/ヴァン・ドゥ・グラシエ(氷河ワイン)」を
瓶詰にする世界で唯一のワインセラーだそうだ。
◆Le Château Bellevue

こちらも当時1658年~1666年に建築されたお城!
今は豪華な景観の市庁舎だ!
お城➡ホテル➡シエール市庁舎
≪St-Léonard/サン・レオナール地区≫

雪化粧した山々の中で一番左の山の中腹あたりにレストランがある。
標高 4,000 mを超えるヴァレーアルプスの山頂を一望できる
パノラマ ビューを楽しめるテラスがあるそうだ。
【一例】
Mont Blanc/モンブラン( 4,809 m):ヨーロッパアルプスの最高峰
Weisshorn/ヴァイスホルン(4,506 m):アルプスの5番目に高い山
Dent Blanche/ダン・ブランシュ(4,357 m)
Bietschhorn/ビーチュホルン( 3,934 m):「ヴァレーの王」と呼ばれている。

※ダン・ブランシュの山
Zermatt/ツェルマットでは、地図でわかるように
Zermatt/ツェルマットでは、地図でわかるように
マッターホルンの近くで見える。
≪Sion/シオン地区≫
シオンの丘の上のお城。

📌お城の本館:大聖堂
📌別館:5万年の歴史を誇る歴史博物館 Musèe d'histoire du Valais

※Haut de Cry(最高峰 2,969 m):左の峰
冒頭の写真もHaut de Cry:シオン駅近くから見た風景。
車窓からは無理であるが、
このように、この山を背景にお城の2ショットもいい感じ!

※出典:summitpost.org
◆葡萄畑の石段

小さな石が積み重なってできた石段は、
レマン湖の丘陵のラヴォー地区の葡萄畑の石段のみを比較すると
こちらのほうがより美しいと感じる。
◆アルプスの山々と葡萄畑の組み合わせは
なかなかいい👍

≪Chamoson/シャモゾン≫
ちょっぴりロマンチック♬ 平らな♡ハート型の雲

お城がまた見える!

≪Fully/フュリー地区 ≫

※Grand Chavalard/グラン・シャヴァラー(2,899 m)
アルプスの山々、広ーい葡萄畑の他に
やたらとお城が多いことに驚く!!
そして、この後は、
フランスのシャモニーとスイスをつなぐ
モンブラン・エクスプレスの始発駅Martigny/マルティニへ向かう。
(カクテルのMartini/マルティーニと混同しそうな名前だが・・・💦)
※長くなったので💦・・・明日、更新予定。・・・つづく





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