宇宙からやってきた小さなロゼット!

スイスアルプスに関して初心者だったころ、
アルプスの山が見える標高の高いハイキングルートを
本格的に歩くための初日の足慣らしの日(2013)。
住む町の地元の自然愛好家のグループに参加したのは
私にとってとても好都合で良い体験だった。
なぜかというと、
ハイキング途中に足を休める回数が多い。
珍しい植物を見つけては足を止めて観察する。
この花は、彼らにとっては珍しい花ではなかったが、
私は初めて見る花、
日本では見ることのできないアルプスの花である。
Rosette/ロゼットと呼ばれている、
地面の上に薔薇の花のような形状をした葉は
銀色のクモの巣のような腺毛で覆われ、
やがて、小さな葉をつけて空へ向かう。
そして星状の花は太陽を見つめる。
◆第一印象は・・・
宇宙からやってきたピンクレッドの星!
岩や石の隙間からニョキニョキと生えていて、
雄しべの先はキラキラと輝いているように見えて、
空へ向かって信号を送っているような・・・。
かなり面白い!
この体験がきっかけで
アルプスの花々に興味を持つようになった。
その4年後、
ツェルマットで岩場が濃いピンク色に染まっていた。
山岳地帯や岩場や石の多い場所では、
なかなか花の群生にはお目にかかれないが、
夏のマッターホルンのために花を咲かせているかのように
そして、小さな薄緑色のロゼット基地がたくさんある。
小さな小さな花火が、毎日、空に向かって打ち上げられるのだろう🎉
この光景は是非とも
また、ツェルマットへ訪れたときには見てみたい!
📌学名:Sempervium arachnoideum L./センペリビフム・アラクノイデウム
ドイツ語名:Spinnweb-Hauswurz/シュピンヴェブーハウスヴルツ
和名:クモノスバンダイソウ
ベンケイソウ科
草丈:5〜15cm
開花時期:6~8月
🌻《植物》ロゼット
タンポポのように、地面に近いところにまとまって付いている葉が
放射状に伸びていること。
直径:0.5〜2 cm



≪↑↑Riederalp/リーダーアルプ、ベルン州↓↓≫


≪↑↑Zermatt/ツェルマット、ヴァレー州↓↓≫


📌📷マッターホルンと花の群生 ≪撮影場所≫





20170708