スグラフィット・ウォーク!- エンガディンハウス


木の温もり、松の木の優しい香りがするホテル、
初めてエンガディンハウスで一夜を過ごす。
静かに夜を過ごしたあと・・・
翌日、9時半過ぎに外へ出てみると、
町はまだ青い空気の中で眠っていた。
静かだなぁ・・・♬
誰もいない噴水(※)の周りで
身体をゆっくりと動かしながら周囲を見渡す。
すると、不思議な青い空気に魅了される。
(※村の噴水の水については、また別の機会に。)

※滞在したホテル↑


そして、小さな恋の物語が始まる。
ここ、シュクオールでは、
可愛く飾られたエンガディンハウスを中心に
エンガディン地方の文化探訪!
シュクオールは、上部と下部二つに分かれており、
標高差は約60m。
石畳は散策の意欲を高める。

坂道をのぼると・・・
朝の太陽がゆっくりと村に光を差すのが見えた。

≪Sgraffito/スグラフィットとは?≫

※出典:スイス政府観光局の古いパンフレット(説明文のみ)
≪エンガディンハウスの特徴≫
・主に3階建てで大きな石の壁を持つ家屋
・スグラフィット技法で描かれたデザイン
(幾何学やロゼッタ模様、波状のリボン、または細線細工のファンタジーフィギュアなど)
・アーチ型の門
・玄関へのアプローチに可愛いベンチ
・いくつもの小さな窓・出窓
・エンガディン地方独特の可愛いレースのカーテン











シュクオールでは、人の名とともに家紋(おそらく)のデザインが
とても印象的である。


太陽のベールが完全に村を覆ったとき、
村の通りに飾ってある、村の引き立て役の
プランターに飾ってあった花々は、
取り外しの作業が始まっていた。
しかし、
引き続き、点々とエンガディンハウスの小窓などに
飾られている花々はとても愛らしく感じた。


時を知らせてくれる、この教会の建物の一部にも
スグラフィット技法が施されている。

旅の途中で出会ったご年配の話によると・・・
春夏はボーデン湖沿いの自宅で過ごし、
秋冬はシュクオールに住むために小さなアパートを購入されたそうだ。
スパでも有名でもあるので、理由の一つかな。
真冬は厳しいかもしれないが、
ちょっぴりシュクオールに住んでみたいなぁと
村を散策しながら、ふと思った。
私の小さな恋物語の村である。
📌エンガディン地方の略図






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