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アッペンツェル秘話:輝くファサードの始まり

       
          
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すべてはここから始まった!・・・
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≪アッペンツェルの駅舎(📷北側)≫
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新緑の美しい季節・・・6月初めだというのにとても暑い日だった。
以前、この駅舎の写真をネット上で見たとき、いつかこの村を訪れたいと思い続けた場所に
ついに訪れることができた。

"Hauptgasse/ハウプトガッセ"という通りでは、切妻屋根で可愛い壁画の家が立ち並ぶ。


人生においてもそうだが、あることがきっかけで化学反応が起こり
良い方向へと導かれるという転機を迎えることがある。

2年前、この村の転機となる事実を知ったときも同じように感じた。


Appenzell/アッペンツェルの村は、今のカラフルなイメージとは違って、
1931年までは灰色と茶色のイメージだったそうだ。

当時、アッペンツェルの農家でさえ、黄・赤・緑の三色で調和がとれていたが、
ここ、村の中心部では明るい雨戸の色があったにせよ、全体的に暗い色のイメージであった。


冒頭の写真の中で、花の絵を持つ壁画の家屋は、薬局。
薬草が描かれてある。
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当時、この薬局のオーナーは、灰色のファサードのために、
義理の息子にデザインを依頼した。
その若いアーティストは、今日、私たちが目にする、鮮やかなカラフルな色のファサードに仕上げた。


この薬局の壁画のデザインは、隣人から異議を唱える人は誰もおらず、
むしろ、彼の芸術は暗い村にセンセーションを巻き起こす!!

スイスでは、州ごとに細かい条件については違いがあるにせよ、
一般的に新しい建築・家屋の改修について、隣人からのクレームがあがると
たとえ自分の家であっても、周囲の人々からの同意がなければリフォームすらできないという、
条例が施されている。



当時、彼の珍しいユニークなデザインは非常に人気が高まり、薬局の隣、2件も彼に再設計を依頼する。
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他の家屋も右に倣えということで、
別のアーティストや塗装業者へ依頼するも、彼のデザインスタイルをお手本にした。
彼のアイデアはまるでドミノのように次から次へと村中に広まる。



≪彼が手掛けた、アッペンツェルの中でのファサードの一部≫
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10年も経たないうちに、アッペンツェルの村が灰色から明るい色に変身を遂げたということだ。


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今日のカラフルなファサードの経緯を知っている人の話では・・・
雨が降り注ぐ日でも大勢の観光客は、彼の最初の作品である薬局の前に立ち寄り、
カメラを取り出し、レンズを可愛いデザインに向けている。

その光景を見るたびに、このように感じると。
「彼の作品であることを知っているのだろうか?」


このカラフルな家並みはアッペンツェルの古い伝統ではなく、
若いアーティストの手によるものだ!
今日、雨が降っても色鮮やかなファサードは輝いている。


当時、村おこしのキャンペーンをやっていたわけでもなく、
単に薬局のオーナーの提案から、今日の村のイメージに関する歴史が始まった。

一人の若者がひとつの場所を形作った先駆者であると言える!


≪村役場(左)とツーリズム≫
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ツーリズムの建物の横の道を垣間見た瞬間、「Wow!」心の中で叫んだ。・・・つづく

📌旅メモ
記事本文中の若いアーティスト:Johannes Hugentobler/ヨハネス・フーゲントブラー
≪参考URL:作品のロケーション≫ 
Appenzell Bahnhof(アッペンツェル駅)≪map
Hauptgasse/ハウプトガッセ ≪map

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20140608

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